医師・スタッフ紹介

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院長 角田 憲昭

院長 角田 憲昭

自分の持てる力を地域医療に向けたいという思いから、この地域で開院させていただきました。場所と名前を覚えてもらえ、遠くから来院してくださる患者さまもお見受けします。この地域には近場に耳鼻咽喉科がないため、地域医療に貢献できていれば幸いです。

ほとんどのスタッフに子育ての経験があるため、お母さんが診察を受けている間にお子さんのお相手をするなど、診察に集中できる環境を作っています。お子さまも患者さまとして多く来院されますので、お子さまへの対応も大切にしていきたいと思っています。

資格

日本耳鼻咽喉科学会認定 耳鼻咽喉科専門医

インタビュー

インタビュー

名前と場所を覚えてもらえたとき、耳鼻咽喉科の医師として地域に貢献できているのではないかと実感します。

もともとアレルギー性鼻炎を持っていたことが、耳鼻咽喉科の医師になることに決めた理由の一つです。自分の持っている力を地域のみなさまに還元できるよう、この地域での開業し現在に至ります。小さな症状であっても早くよくなっていただきたい、という思いで診察させていただいています。

耳鼻咽喉科を専門にしようと思ったきっかけがあれば教えてください。

手術によって治療を行う外科的な医療に携わりたいという思いと、アレルギー性鼻炎で悩んでいたためアレルギーに携わる内科的な医療を勉強したいという思いがありました。病院の耳鼻咽喉科は喉頭がんや甲状腺がんなどの手術をおこなうことも多いですし、アレルギー性鼻炎などの診療もできるので選びました。

耳部咽喉科は首から上の脳と目以外はすべて診療することになります。狭い範囲の中に嗅覚・味覚・聴覚を兼ね備えていますので、難しくもあり面白くもあります。顔面は露出しており手術などの傷を隠すことが難しいので、縫合の際は細かくていねいにおこないます。大学病院でそういったことを経験してきたことが、今に生かせているのではないでしょうか。

クリニックを開業されてから、やりがいに感じることを教えてください。

開業医になってからは、病気の経過が気になる患者さまの状態が変化改善していく過程を自分の目で確かめることができるようになりました。改善していく過程を見ることができるのは大きな達成感を得ることができますので、やりがいにつながっているかと思います。大学病院ではチームを組んで治療にあたっていましたので、個人的には今の方が達成感を大きく感じます。

限られた診察時間の中で、いかに患者さまに納得していただいて治療を進めていくかというのも大切だと思っています。説明が足りないと患者さまが自己判断で治療をやめてしまうこともありますので、コンパクトに分かりやすく説明するようにしています。このクリニックに通ってくださっているのを見ますと、納得して選んでいただけているのかなとうれしく思います。

万一、がんや治療に入院が必要な病気のときは、ほかの病院を紹介してもらえますか?

がんなどの疑いがある場合や入院が必要になる病気が見つかった場合は、近くにある大学病院などの医療機関を紹介させていただいています。入院が必要な場合はご家族の方のお見舞いやサポートの問題がありますので、できるだけ負担にならない距離の医療機関を紹介させていただいています。また、患者さまのご希望の病院などがあれば紹介状を書かせていただきます。

がん以外でも突発性難聴などは入院して集中治療をおこなうケースがあります。疑わしい症状が出ている患者さまには、診察時になるべくお伝えするようにしています。紹介後の治療方針は紹介先の医療機関が決めますが、紹介先で治療を続ける患者さまもいますし、当クリニックに戻ってこられる患者さまもいます。戻られてこられた患者さまには、引き継いだ治療内容と治療方針を説明し治療を進めさせていただいています。

病気の予防方法や、病気になってしまったときにどうすればいいかを教えてください。

かぜなどの予防にはありきたりではありますが、外出時のマスク着用と帰宅時の手洗いとうがいをおすすめしています。うがいがインフルエンザの予防をするということの科学的裏付けはありませんが、かぜなどの予防にはなるといわれています。

しかし、予防していても感染してしまう可能性はあります。もし、症状が出ましたら軽く見ないで診察を受けていただきたいです。忙しい患者さまは様子を見られることも多いかとは思いますが、症状が重くなってからですと治療も大変になることがありますし、感染が拡大してしまうこともあるので、早めに治療をはじめることをおすすめします。

今後はどのようなことに力を入れて診療しようと思っていますか?

アレルギーに対する舌下療法の導入を考えています。スギやダニなどアレルギー反応の原因になるエキスを口に含み、アレルギーを起こす原因に対し免疫をつけていく治療法です。現在は医学的に作用がどれくらいあるのかを見極めているところです。論文などを読む限りは作用が期待できそうですから、今後の導入を検討中です。

従来通り、かぜや中耳炎、蓄膿(ちくのう)症といった病気の治療にも力を注いでいきます。「かぜは万病の元」という言葉があるように、きちんと診ていかないと病気は減っていきません。命にかかわるような病気ではなくても、日常生活に困るから来院されているので、少しでも早くよくなっていただきたいという思いがあります。そのお力になれるように、これからも努めていきます。